ヘルペス・コンジローマって?におこたえします。

ヘルペスは初感染では感染後2-10日で必ず痛みを伴うぶつぶつの水泡ができますので本人が気づかないことはありません。
コンジローマも外陰部から肛門周囲にかけてあまり痛くない細かくぶつぶつしたもの(鳥のとさか様)ができるので本人が自覚してくる人と、こちらで診察時に見つかる程度の病変しかない程度の軽い人があります。どちらも観るだけですぐ診断できることが多く、ヘルペスは薬(点滴、内服、外用薬など)で、コンジローマは外科的切除、焼却術、外用薬などで治療します。もし観ただけではよくわからない場合はヘルペスなら、細胞診検査で感染細胞を確認したり、患部からウイルスを直接確認する抗原検査があります。コンジローマは一部切除した病変の病理検査で確認する方法があります。

ヘルペスは2次感染がなければ長くても2週間くらいで症状は治まりますが、一度治っても身体のどこかの神経節にとどまっていて今度はセックスとは関係なく、体調の悪いときなどに再発を何度でも繰り返す厄介な病気です。単純ヘルペスには口唇周囲にできるタイプのものもありますが、再発を繰り返したり、水泡病変のあるときに接触すると(特に粘膜から粘膜に接触した場合に)感染する点では同じ種族です。特に新生児はこのウイルスの感染に弱いので、口唇や外陰部に症状のある時に手で触ったりするような接触感染をできるだけ避けるように努力してください。

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